スキンケアだけでは治らない!赤ら顔改善に役だつ5つの食べ物
スキンケアだけではなかなか改善されないのが赤ら顔です。いくら高いスキンケア化粧品を使っても所詮体の内部が改善されないと効果は実感できないものです。
そこでここでは、毎日摂取する食べ物について考えてみたいと思います。赤ら顔改善に役立つ5つの食べ物を積極的に摂取して、体の内部からきれいにしていき、赤ら顔を克服しましょう。
ビタミンCを豊富に含む食品
美肌に欠かせないとされるのがビタミンやミネラルです。その中で特に有効とされるのがビタミンCです。
この成分にはシミの原因であるメラニン色素の沈着を予防する働きがあり、シミやそばかすを作らせない効果があります。
また、肌に潤いを与えるコラーゲンの生成や鉄分の吸収をサポートする役目も持っている、美肌には必要不可欠な成分です。
赤ら顔に効果的なビタミンCを多く含む食べ物には、赤・黄ピーマン(パプリカ)、柚子の果皮、アセロラジュース、パセリ、芽キャベツ、レモン、ケール、キウイ、ゴーヤなどがあります。全体的に酸味のある果物や色の濃い野菜に多く含まれています。特に赤ピーマンには100gあたり約170mgが含まれています。
また、黄ピーマンや柚子の果皮にもそれぞれ150mgが含まれています。
しかしながら、この成分は水に溶けやすく熱や酸素などで壊れやすい性質なため、調理方法を間違えると含有量の高い食品を摂取しても全てを摂取しきれているとは限りません。
従って、ビタミンCを効果的に摂取するためには野菜と果物をスムージーなどにして摂取するのがおすすめです。
ビタミンEを豊富に含む食品
ビタミンEには強い抗酸化作用があると言われており、生活習慣病を予防するほか肌の老化も防止する働きがあり、赤ら顔改善にも高い効果を発揮します。
良質な油に多く含まれている成分で、せん茶の茶葉・アーモンド・アンコウの肝・すじこ・オイルサーディン・たらこ(焼き)・モロヘイヤ・ウナギのかば焼きなどがあります。特にせん茶の茶葉には100gあたり64.9mg、アーモンドには29.8mgと豊富に含まれています。
成人の目安量は8gなので、それほど多く摂取しなくても必要量を補給することが可能なので、手軽に始めることができます。アーモンドでこの成分を摂取する際には、おつまみなどの塩分が付いているものではなく、素材そのままのローストアーモンドを選びましょう。
また、すじこやいくら、たらこなどにも多く含まれていますが、これらも塩分が強く多く摂取することでコレステロール値も高まるため、過剰摂取は控えましょう。
ビタミンKを豊富に含む食品
ビタミンKは細かく1~7に分かれていますが、その中で赤ら顔に効果があるのがK2です。
このK2は血液凝固を促進する因子と、逆に血液凝固を抑制する因子の両方を活性化させ、正常な血液凝固状態を保つうえで必要不可欠な栄養素です。特に納豆に多く含まれているのがこのK2で、その含有量は世界の食品の中で納豆が一番とも言われています。
K2の主な機能としては、肝臓に取り込まれた後正常な血液凝固を促進します。その後、血液中に移動しながらタンパク質を活性化させ、動脈硬化の原因とされるカルシウムによる血管沈着を抑制する働きをします。
これにより、血管年齢の若返りが促進され老化防止効果が得られます。きれいな血液が正常に送られてくることで、結果として肌も活性化され赤ら顔も改善されます。
これと同時に摂取したいのがナイアシンです。ナイアシンは、皮膚や神経を健康に保つ働きをすると共に、血行促進効果があるため冷え性の方にもおすすめです。
血行を促進させると赤ら顔を悪化させてしまうように感じますが、実は赤ら顔の原因は逆に血流が悪くなるためなのです。そのため、血行を促進させることはとても効果的なのです。
血行が良くなり肌の表皮が健康的になれば、赤ら顔も改善されてきます。ナイアシンを多く含む食品には、たらこ・めんたいこ・マグロ・カツオ・レバーなどがあります。
コラーゲンを多く含む食品
肌の潤いを保つうえで欠かせないのがコラーゲンです。皮膚組織の中で水分を除くと、その約70%がコラーゲンから成り立っていると言われています。そのため、皮膚が健康でいるためにはコラーゲンは欠かせないことが分かります。
コラーゲンが豊富に含まれる食品には動物性のものが多く、フカヒレ・豚足・鶏皮・手羽先・牛すじなどがあります。
これらを加熱した後に冷ますと、ゼラチン質のものが残りますが、この部分にコラーゲンが多く含まれているのです。特に、豚足や手羽先牛すじなどには、肌や髪の毛を健康に保つ働きをするエラスチンと呼ばれる成分も豊富に含まれています。
乳酸菌を豊富に含む食品
ビタミンやコラーゲンなどは肌に効果的であることは広く知られていますが、乳酸菌も赤ら顔をはじめとする肌トラブルに効果的と言われています。
赤ら顔をはじめとする肌トラブルの原因は、乾燥や紫外線などの外的刺激によるものの他に、腸内環境の悪化から生じていることも多くあります。
例えば、便秘が長く続くと肌に吹き出物が多くできたりしますが、これは本来排出しなければならない老廃物や毒素が、体内に長期間留まっていることが原因なのです。
従って、乳酸菌の善玉菌を増やすことで腸内の悪玉菌を減らし腸内環境を整えることが大切なのです。これによって、結果として肌トラブル改善されていきます。
乳酸菌を多く含む食品としては、ヨーグルト・チーズ・みそ・漬物・キムチなどの発酵食品です。特にヨーグルトは、腸に直接届く強い乳酸菌を含むものも多く販売されているので、そうしたものを選ぶとより効果的です。